なななな

今回は買い物の節約方法です。
効果が高い食費の節約ですが、わかっていてもスーパーでいろいろと買ってしまうものです。
買い物に行く前の準備やスーパーでの歩き方、そしてちょっとしたコツについて説明します!

食費を制する者は家計を制す

もうちょっと貯金を増やしたい、赤字を減らしたいなど、家計を見直す際に光熱費に手を付ける人が多いですが、電気・ガス・水道は基本料金が決まっているため、頑張ってみても思うほど減らせなかったり、契約変更などの手間がネックになって結局手付かずになってしまうのが現状と言えます。

しかし、食費なら今日から確実に節約の成果を出すことができます。

節約はダイエットと同じで結果が伴わないと挫折しやすいと言えますが、他に比べて格段に削りやすい食費は、成功体験を重ねることで「もっと節約を頑張ろう」と言う気持ちになり、家計全体の見直しに目を向けやすくなると言われています。

ただし、食費を節約すると言うのは、とりあえずお腹いっぱいにすればいい、と言うことではありません。

毎日もやしを使った料理を食べるとか、肉の代わりにおからでかさ増しすると言った方法は、人生の一つの楽しみである食事を辛い時間にしてしまうため、むしろ失敗しやすいでしょう。

では、食費を節約するには、どのような方法で行うのがよいのでしょうか。

買い物に行く前の準備

食材をスーパーに買いに行く時、お財布とエコバッグだけ持って家を出ていませんか?

何を作るか、何を買うかはスーパーに行ってから決めるという人が多いですが、食費は買い物に行く前の準備の段階ですでに減らすことができます。

予算を立てる

買い物をする時、それが必要のないものだとわかっていながら買う人はいませんよね。

しかし、食材に関しては「使うつもり」で買ったものの、結局使い道がなく消費期限切れで捨ててしまうことが多くあります。

このような無駄をなくすには、食費の予算をしっかりと立てることが大切になります。

ただし、これまで食費に毎月10万円かかっていた家庭が、来月からいきなりそれを3万円にすると言うのは難しいと言えます。

今現在、いくら食費が掛かっているのかを把握した上で、無理のない予算を立てるようにしましょう。

米、酒、調味料代は食費と別にする

米、酒、調味料は毎月ある程度決まった金額(固定費)となるため、食費の予算を立てる時は食費に含めない方が、食材にかかっているお金がはっきりとわかります。

予算は1週間ごとを目安に

1ヵ月の予算が決まったら、次にそれを1週間ごとに分けます。

例えば1ヵ月の食費を3万円以内に収めるなら、4週間なら1週間は7,500円の予算でやりくりします。

期間を短く設けた方が管理がしやすく、目標の達成感を味わえるのでお勧めです。

食費の予算は収入の15%が妥当

どれくらいの予算を立てたらいいか迷ったら、収入の15%以内に収まるようにしてみましょう。

例えば収入が30万円なら食費4万5千円、20万円なら3万円となります。

スーパーの特売日をチェック

最近は新聞をとらない家庭も多く、特売日を知らせるチラシが手元にないという場合もありますが、よく利用するスーパーがあればスマホのアプリをダウンロードしておくと、お買い得情報を見逃すことがありません。

また、曜日や時間によって安くなる商品が決まっていたり、雨の日は客足が遠のくので早い時間帯から値段を下げるケースも多くあります。

同じ食材を買うのに、日にちや時間によって値段が変わるのであれば、当然ながら少しでも安く買える時を狙った方が節約になります。

在庫を確認する

買い物前に在庫を確認するメリットは2つあります。

1つは、同じ食材を買ってきてしまうのを防ぐこと。

そしてもう1つは、あると思っていたものがなかった時に、もう一度スーパーに行くのを避けられることにあります。

スーパーに2回行くのは手間なだけではなく、食材が目に入る機会が多くなれば余計な物を買ってしまいやすくなってしまいます。

このような事態を防ぐために、在庫は必ず確認するようにしましょう。

買い物リストを作る

在庫確認が済んだら、チラシを見ながら必要な物のみをメモ帳などに書き出してみましょう。

この時注意したいのは、必ずしも特売品ばかりを狙って買う必要はないということ。

料理が得意な人なら、特売品のみを買って後から何を作るか考えることが可能ですが、料理がそこまで得意じゃない人だと、料理をする時に食材が全部揃っていないと不安になり、結局他の食材を買い足したり、食材を使いきれずに腐らせてしまいやすくなります。

そのため、買い物リストに食材を記入する時は、買った後の使い道をしっかりと考える必要があります。

スーパーで注意すること

リストを作っていざスーパーで買い物!となっても、まだまだ油断はできません。

当然のことですが、スーパー側はお客さんに少しでも多く買ってもらいたいので、あの手この手で購買意欲を高めてきます。

そこでここでは、スーパーでの買い回りの仕方についてご紹介したいと思います。

空腹の状態で行かない

お腹が空いたまま買い物に行くと、食欲が刺激されてつい余計な物を買ってしまいがちです。

また、買い物しながらだんだんお腹が空いてきて、帰ってからすぐに食べられる菓子パンやお弁当に手が出てしまいやすくなります。

そのため、買い物は自宅で何か食べて、お腹が満たされた状態で行くのがよいでしょう。

特売=節約ではない

特売している食材や、まとめて買うと割引される食材はお得感がありますが、それが必要のない物であれば、単なる無駄使いになってしまいます。

特売で狙うのはあくまでも必要な物です。

必ず買う必要がある物を少しでも安く買うために、特売日やタイムセールを利用するようにしましょう。

順路通りに回る必要はない

スーパーは通常、野菜や果物などの生鮮から始まり、肉や魚などのメインを通って、最後にジュースやお菓子、総菜などの売り場を経てレジに辿り着くように設計されています。

実際に買い物客の多くは、この順路通りに買い物をしていると思いますが、野菜や果物は季節によって種類が変わる上、かごにはまだ何も入っていない状態なので気が緩んでついたくさん買ってしまいがちです。

また、最後に回る総菜やお菓子売り場は、単価がそれほど高くないため「1つくらい買っても大丈夫」と甘くなってしまいがちです。

それが100円だとしても4週続けたら400円、200円なら800円の無駄使いに繋がります。

肉、魚→野菜の順で買うのがお勧め

肉や魚は食事のメインとなるので、買い物では最初に必要な分を買います。

その後に副菜に使える野菜売り場に行くと、無駄な買い物をしなくて済みます。

買い物は基本的に必要な食材が売っている売り場のみに行き、他は立ち寄らないようにするのがよいでしょう。

カートは使わない

あらかじめ重い物を買うことが決まっている時以外は、カートは使わないようにしましょう。

カートがあると買い物が便利ですが、重さを感じない分、スーパーに長居しやすくなり余計な物を買ってしまいます。

PB製品を利用

PB製品とはプライベートブランドの略で、スーパーを経営する小売業や卸売業者が販売する自社ブランドの製品になります。

製造が大手メーカーであっても、商品名はあくまでもPBになるため、同じ大手メーカー品に比べて味がは同じでも価格が安いというメリットがあります。

商品名にこだわりがなければPB製品に切り替えるのがお勧めです。

100円ショップや業務用スーパーを利用する

普段あまり使わないものの、たまに使うことがある調味料は、スーパーよりも量が少ない分安く買える100円ショップの方がお得な場合があります。

また、業務用スーパーは量が多いため、一回の買い物で支払う金額は多くなりますが、小分けにして冷凍しておくなど一手間を加えることで、結果的に食費を減らすことができます。

自分なりのルールを設ける

食費を節約して貯蓄を増やした人の中には、一つ100円以内を目安にするかごの上を超えるだけいっぱいに買わないなど、独自のルールを設けて買い物をしていることが多いです。

肉なら100gで100円以内、魚は1切れで100円以内なら買うといったルールはわかりやすいですし、かごの中にある商品の数を数えれば、大体どれくらい買っているかをすぐに把握できるので、細かい計算が苦手という人には向いている方法と言えます。

食費を節約する買い物のコツ

上記以外にもまだまだ、節約に繋がる買い物の仕方があります。

買い物の頻度を減らす

スーパーによっては日替わりで目玉商品を出しているところもありますが、その目玉商品に惹かれて毎日スーパーに行ってしまうと、無駄買いのリスクが高まってしまいます。

食費を節約する最も有効な買い物の方法は買い物をしないことですが、それだと生活が成り立たなくなってしまうため、頻度をできるだけ少なくすることが節約に繋がります。

実際に食費を節約している人の多くは、その都度買いではなく圧倒的にまとめ買いをしている場合が多いです。

できれば買い物は週に1回にし、購入した食材のみで1週間を過ごすように心がけるようにしましょう。

食費を減らす1週間の献立

肉や魚を毎日使うとなると、その分食費は高くなってしまいます。

そこでお勧めなのが、5日分のみメインを決め、残り2日は冷蔵庫に余った食材や乾物、大豆製品などを使って作る方法。

難しく思うかも知れませんが、今は食材を入れて検索すると、それで作ることができるメニューを教えてくれるアプリなどがあるので、上手に利用してみるのがよいでしょう。

行きつけのスーパーを決める

安い商品を求めてスーパーを何軒も巡るのは、買い物の代金は安く済ませることができても、車のガソリンやバス代を考えると、逆に高くついてしまうこともあります。

また、通っているスーパーが多いと、ポイントが溜まりにくいなどのデメリットもありますよね。

それよりも、行きつけのスーパーを1~2軒に絞った方が、ガソリン代も抑えられますしポイントが溜まりやすくなります。

溜まったポイントは食費に使うことが可能ですが、その際、普段は食べないちょっと高級な食材を買ってプチ贅沢することで節約中のよい息抜きになります。

ネットスーパーを利用する

割高なイメージがあるネットスーパーですが、女性一人で運ぶには重たい物でも運んでくれますし、在庫を確認しながら必要な物だけを選んで買うことができるので、無駄使いを防ぐことができます。

外食は食費に含めない

毎日食事を作っていると、たまに外食でもしてゆっくりしたいと思うことがありますよね。

そのため、食費に外食費を組み込んでいる人も多いのですが、実際に外食に行くと「せっかく食べに来たから」とあれもこれも注文してしまって予算をオーバーになりがちです。

そうすると食費を圧迫することになるため、どうしても外食をしたいなら食費とは別に予算を立てるようにしましょう。

ちなみに、節約名人の中には外食費は設けず、1週間の食費で余った分を繰り越しておいて月末にまとめて外食に行くと言う方法を行っている人もいます。

これだと手元にある金額のみで食事をするので、予算をオーバーすることもありませんよね。

ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

まとめ

節約しようと思っても準備せずに買い物に行くと余計なものを買ってしまいます。

家計簿をつけるのは面倒ですが、買い物のレシートだけを1箇所に保存しておいて、気付いた時にレシートの金額を合計してみるだけでもやってみましょう。

どれくらい買い物をしているか、そして不要なものを買っているかがわかると思います。

月に1万円以上の節約も可能だと思いますので、ぜひ強い気持ちで節約してみてください。