会社をやめたい・・・・
特に月曜日になるとそんな気持ちが強くなる人はいませんか?
でも、実際にやめてしまっては収入もなくなってしまうし、やめるわけにはいかない。
それに転職が思うようにいくかも不安・・・
とはいえ、嫌な会社に留まっていたら、メンタルになってしまうのではという不安もあるでしょう。
いきなり会社をやめてしまった人のその先は・・・
会社をやめると失業保険がもらえます。やめた時の状況にもよりますが、自己都合で退職した場合でも1年以上の雇用保険の加入期間があれば90日ほど分の失業保険がもらえます。
90日分の金額がいくらかというと、働いていたときの収入にもよりますが、40万円〜50万円程度になると想定できます。
少しお金が手元に入りますし、場合によっては会社から退職金も多少はもらえるかもしれません。
このため、少しゆっくりしてから次の仕事を探そうとする人が多くいます。
しかし、この少しの期間が命とりになる可能性があります。
1週間や2週間ならまだしも、半年や1年が経過してしまえば、企業からみればブランクのように思われるでしょうし、働く気があるのかと思われる可能性もあります。
このままずるずると無職の期間が長引いてしまえば、条件の良い会社に就職できる機会はどんどん減少してしまいます。
次の会社を決めずに退職したとしても、就職活動はすぐに始めなければならないのです。
会社を辞める前にエージェントに登録を!
企業は常に若く優秀な人材を探しています。特に20代の求人は多く転職サイトや転職エージェントでは多くの情報を抱えています。
すぐにでも会社をやめたいと思っているのなら、まずは転職サイトや転職エージェントに登録して、次の仕事に関する情報を収集することです。
具体的に転職に向けて動き出すことで、気持ちもだいぶ楽になるはずです。嫌な仕事でも、転職という出口を意識しながらであれば、ある程度は続けることができるでしょう。
転職エージェントへの登録で転職がより具体的に
転職サイトは基本的にはサイト上で、仕事のマッチングを行うだけですが、エージェントは転職者一人一人にコンサルタントとしてエージェントがつきますので、具体的に転職を指南してくれます。
単に会社を辞めたいと考えている人にとっては、転職に必要なことなどを教えてくれるだけでなく、実際に転職先を紹介してくれますので、具体的に道が開けてきます。
しかも、エージェントの業務は人材を企業に紹介することで、紹介料を得る仕組みですので、転職者からは料金はとりません。つまり無料でサービスを受けられるのです。
転職エージェントとは
転職エージェントは、転職を求める個人にコンサルタントとして、企業へ推薦してくれます。
登録さえすれば無料で相談、企業の面接の調整、給与の交渉など、転職に関することを総合的にサポートしてくれます。
転職エージェントに登録することで得られるメリットは、主に以下の点になります。
- 自分のキャリアを整理してくれる
- 非公開の求人を紹介してくれる
- 面接の対策
- 面接日の調整や給与交渉
自分のキャリアを整理してくれる
転職する際に重要となるのが、自分のキャリアを棚卸しして自己分析を行うことです。
自分にはこんなに良いところがあるのに、今の会社は評価してくれない。自分のキャリアならいくらでも書けるけど・・・
転職の場合、キャリアを評価するのは転職先の企業です。いくら自分で思うことを主観的に書いてもうまく伝わる保証はありません。
第三者が客観的にそれをみて判断し、分析を行っていく必要があります。
- 現在の会社での成績
- プロジェクトなどの成功談
- 失敗から学んだという具体的なエピソードなど
具体的で客観的なものをしっかりとまとめていくことが大切です。これは一人でできる作業ではありません。
その他にも客観的な目線で自分を分析していく必要があります。
非公開の求人を紹介してくれる
企業は求人の際に、必要な人材についてすべてをオープンにしているとは限りません。
むしろ、ひっそりと人材を求めることの方が多いと言われます。
例えば、新しい部署の設立や新規事業に関連することであれば、競合に知られたくないという事情もあるでしょう。
また、社内の部署の変更などが絡むことであれば、社員に知られずに採用を進めたいという場合もあるでしょう。
中途採用であれば、なおのことです。
また、優秀なエージェントであれば、企業に対して必要な人材を提案し、企業から求人を引き出してくることもできます。この場合も当然求人は非公開の案件になるでしょう。
こういった公開されていない求人を探し当ててくれるのもエージェントならではです。
面接の対策
面接の対策というのも大きなメリットです。
20代で転職する人であれば、新卒のときの面接の対策程度しか経験がないでしょう。
転職で求められる一般的な面接のアドバイスだけでなく、企業の特色、人事担当のクセなど、エージェントの経験や人脈などから、具体的な指導をしてくれることもあります。
面接は転職活動の中で唯一企業の社員と顔を合わせる場ですから、この部分をおろそかにすると採用されるのは難しくなります。
しっかりと対策をすることが重要です。
日程調整や給与交渉
退職してから転職活動をするのなら、自分でも日程調整はできるかもしれませんが、給与交渉までできるでしょうか。
給与交渉など、そもそもどのような手順を踏めばいいのか、個人で行うのは限界があります。こういった交渉こそエージェントに任せられるというのも、大きなメリットです。
転職エージェントへの登録から転職まで
登録してからの流れは次のようになります。
- 転職エージェントへの登録
- エージェントとの面談
- 転職先企業の紹介
- エントリー(書類選考)
- 筆記試験、面接(1次、2次、3次)
- 入社
退職してから転職するなら、転職エージェントの登録は絶対に必要!
転職する場合には、基本的に誰しもが転職エージェントを利用した方がいいでしょう。
上記のとおり、転職先の企業との調整、給与交渉など、退職前に転職活動を個人で行うのは限界があります。
しかも無料ですから、一度は使った方がいいでしょう。
中でも、絶対に利用すべきは、退職を先にしてしまった人です。
退職したのだから時間がある。自分でじっくりと探したい。そんなことを思っている間に就職できる企業はどんどん少なくなっていきます。
そうなってからエージェントに登録しても遅いのです。
退職したからには、とにかく早く登録して話を進めていった方がいいでしょう。
この先にどういった仕事をしたいかわからない。未経験の業種についてみたい。そんな人は次の仕事についての情報を得ることが難しいです。
また、企業イメージだけで求人情報をもとに面接を受けるのも考えものです。実際に必要な人材と自分が合致しているのか、公募の内容だけでは見えない部分もあるからです。
エージェントからしっかりと話を聞いて、転職に必要な作業を洗い出し、手順を追っていくことが転職の近道となるでしょう。
転職エージェントのデメリット
実は転職エージェントにもデメリットがあります。
転職エージェントは転職させることで企業から手数料をもらう仕組みです。つまり、どこにでもいいから転職させれば良い。そう考えるエージェントがいるのです。
ただし、企業からすれば良い人材で長く働いてくれる人を紹介して欲しいわけですから、適当にあてがわれて転職してきた人は、「こんなはずじゃなかった」とすぐに辞めてしまいます。こうなると、エージェントの信頼が下がるわけですから、目の前の利益だけみて行動する人は多くはないと思います。
とはいえ、しっかりとしたエージェントに担当してもらいたいものです。
大量に案件を紹介するエージェントには注意!
とにかく、転職させようとして大量に案件を紹介してくる場合は少し気をつけた方がいいでしょう。
自分の準備が足りていないのに応募させられてしまい、書類選考で多くの企業に落とされる人を聞いたことがあります。
実は、一度落とされた企業には1年間は応募できません。これはオーナーシップ条項といって、例えば、YさんがA人材紹介会社からある企業を紹介されて落ちたとします。その企業は、その後1年間はYさんを雇う場合にA人材紹介会社に報酬を支払わなければならないのです。
これは人材紹介会社を守るための規定です。Yさんを落とした企業が、その後Yさんにこっそり連絡して採用した場合、A人材紹介会社が最初に紹介したのに、手数料をもらえないことになってしまいます。
また、他の人材紹介会社がYさんを同じ企業に紹介してきた場合にも、同様のことが起こります。したがって、こういう事実がある場合は他のエージェントがその企業に紹介することはないのです。
数打って適当に書類を出して落ちてしまったら、あとで痛い目を見るということです。
おすすめの転職エージェント
とにかく会社をやめたい!そう思ったらすぐにエージェントに登録して具体的に動きましょう。
特に20代から30代前半で転職エージェントを選ぶなら、次の点が重要になります。
- 大手の企業で信頼がある
- 多くの案件を扱っている
中小のエージェントが悪いわけではないのですが、案件に偏りがあったり、管理職や専門職を得意とするなど、自分にあっていれば頼りになるのですが、多くの案件から自分にあった会社を探したいといった場合には向きません。
そういった点からまず登録するのは、次の2社がいいでしょう。
リクルートエージェント
人材系であればリクルートを外すことはできません。
長年の信頼の積み重ねと圧倒的な実績は、他の追随を許しません。
30万人以上の転職成功の実績があり、非公開求人数も10万件以上を抱えています。
また、転職により60%以上は年収がアップしたという実績があります。(2011年実績)
転職する際にまず登録しておきたいエージェントです。
DODA(デューダ)
こちらも年間18,000人以上の転職の手伝いをしてきた、大手のエージェントサービスです。多くの非公開求人を抱えていることや、担当者がしっかりしているなど、評判も上々です。
リクルートエージェントと比較すると大きな差はないと考えていいでしょう。案件数なども優劣がつくほどの違いはありません。
こちらもリクルートエージェントとともに登録しておくことをお勧めします。
まとめ
会社をやめたいときにやるべきこととして、まとめてみました。
転職はしっかりとした考えを持っていないと、流されてしまい、意図しない会社へ入ってまた転職・・といったことを繰り返すことにもなりかねません。
まずは転職エージェントの話を聞きながら、しっかりと自分を見定めていくことから始めていきましょう。