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今回は家事代行の副業についてご紹介します。主婦の方が時間をうまく使いながら収入を得ることができるため、人気の副業となっています。ぜひ、参考にしてください。

家事代行とは

家事代行とは、家事を代行するサービスのことです。

これまでの日本は、家事全般は主婦が一身に受けていましたが、働く女性が増える中、夫婦共稼ぎの家庭ではなかなか家事にまで手が回らないのが現状です。

実は昔から家事代行業は存在していましたが、このような時代背景に伴い、徐々に脚光を浴びるようになりました。

また、体力等に不安を抱えている高齢者や、仕事で帰りが遅く家事に手が付けられないビジネスマン、出産後育児に追われてなかなか家事にまで手が回らないお母さんなども、家事代行の主な依頼先と言われています。

さらに、家事代行は今、主婦の働き先として注目されている分野となっています。

現代は、子育てがひと段落して「そろそろ働き口を見つけよう」と思っても、資格を持っていないと就職が決まりにくい世の中ですが、家事代行は主婦として培った経験が活かせる絶好の場。

「普段当たり前にやっていることが本当にお金になるの?」と思うかも知れませんが、あなたにとってその‘当たり前にやっていること’は、依頼主にとってはお金を払ってでも受けたいサービスなのです。

ハウスクリーニングとの違い

家事代行とよく混同される仕事に、ハウスクリーニングがあります。

どちらも派遣先にて掃除・清掃を行うことに違いがありませんが、ハウスクリーニングは業務用の洗剤や機械を用いて、通常の掃除では落とし切れない汚れなどを綺麗にするのに対し、家事代行はあくまでも一般家庭における掃除・清掃の範囲を出ません。

つまり、家事代行では、普段自宅で行っている掃除と同じことを依頼主の家で行えばOKです。

家政婦との違い

家事全般を一手に引き受ける仕事には、家政婦もありますよね。

家政婦は家政婦を派遣する会社に依頼をする場合もありますが、多くは依頼主と家政婦の間で雇用関係を結びます。

また、家政婦は住み込みで働くケースも多く、万が一依頼主との間でトラブルがあれば自分で解決する必要がありますが、家事代行は家事代行会社が間に入りトラブルの解決に努めます。

収入はどれくらい?

主婦が自宅で家事を行う時、家族とはもちろん雇用契約を結んではいませんから、全てを無給で行うことになります。

しかしこれが、家事代行という仕事に変われば、平均して1,000~1,500円ほどの時給になります。(もちろん、さらに時給がアップしていくこともあります。)

地域差もありますが、1時間で1,500円の時給がもらえる仕事はそう多くはありませんよね。

また、家事代行は基本的には自宅から直接依頼主の家に向かい、仕事が終わると自宅へと帰るのですが、往復の交通費代は別途支給されことがほとんどです。

この他に、調理師免許や栄養士免許を持っていて、希望に沿った食事の用意ができるなど特別なスキルを持っている人は、さらに時給が上がる可能性があります。

なお、依頼主に気に入られ、指名が入るようになると時給をアップしてくれる家事代行会社も多いので、契約の際にはその点も確認しておくのがよいでしょう。

始め方、具体的な仕事内容

家事代行の仕事を始めたいと思ったら、方法は2通りあります。

  1. 家事代行会社に登録をする
  2. 依頼主と直接契約をする

依頼主との直接契約は、時給などの交渉を自分で行える利点はあるものの、初めて働く状況としてはあまり好ましいとは言えません。

それよりも、まずは家事代行会社に登録をして、先輩や同僚から仕事のノウハウを学ぶ方がよいでしょう。

家事代行会社に登録をすると、多くの場合研修が行われ家事の進め方や、依頼主で宅に伺う際のマナーなどを学びます。

研修が終わると、実際に現場に出向いて家事代行の仕事を行います。

家事代行で行う主な仕事

家事代行=掃除というイメージを持っている人も多いですが、仕事内容は多岐に渡ります。

  • 掃除(窓拭き、床拭きなどが含まれることもあります)
  • 洗濯(アイロンがけや洗濯物の収納などが含まれることもあります)
  • 料理
  • 買い物
  • クリーニングの受け渡し
  • ゴミ出し
  • 子どもの送迎
  • 植物の水やり
  • ペットの世話
  • 郵便物や宅配便の受け取り

この他にも、お墓参りの代行や、引っ越しの際の荷造りや荷解きの手伝い、病院の付き添いなどを行っている家事代行会社もあります。

メリット・デメリット

メリット

主婦として長年培ってきたことを仕事に活かせること。

これが最大のメリットとなります。

家事は誰でもできると思うのは大間違い。

掃除が嫌い、料理が苦手、洗濯が苦痛に感じている人は、世の中にたくさんいます。

また、家事代行は主婦が働きやすい場と言われており、最初は2時間ほどの短時間勤務を行い、仕事に慣れてきたら6~8時間ほどの長時間勤務を希望することもできます。

勤務時間や勤務日数が他の仕事よりも調整がききやすいのも、家事代行のメリットと言えるでしょう。

デメリット

家事代行を仕事として行うデメリットは、主婦の場合、仕事で家事をした後、自宅でも家事をしなければいけないのが少し辛いところかも知れません。

また、炊事、洗濯、掃除と水を使う仕事が多いと、手荒れの原因になることもあります。

この他にも、決められた時間内に家事を行う必要があるため、自宅で行う家事よりも疲労は激しく、帰宅後はぐったりしてしまうこともあるでしょう。

家事代行をやった人の口コミ

最後に家事代行を経験がある人の口コミをご紹介します。

家事が仕事になるという発想はありませんでしたが、いざ家事代行のパートを始めてみると世の中には様々な理由で家事をお願いしたいと思っている人が多いことを知りました。中でも以外と思ったのが高齢者からのご依頼です。もちろん家事を行いますが、それ以上に他愛のない世間話をするのを楽しみにしている方もいて、自分が社会の役に立っていることを実感します。

家事代行と言うと、プロの方がするハウスクリーニングのようなものを想像していましたが、実際には自分が普段自宅で行っている家事をそのまま他所のお宅で行う感じです。最初こそ知らない方の家に入って家事をする緊張感はありますが、主婦なら誰でも取り組める仕事だと思います。

子どもに手が掛からなくなったのでパートを探していましたが、資格がないとなかなか見つけるのが大変です。しかし、そんな私でも家事代行なら主婦としての経験が生かせると思いました。私自身、特別家事が得意というわけではありませんが、それでも十分に務まる仕事内容です。普段自宅で家事ができている人なら、誰でもできると思いますよ。また、毎日同じ作業を繰り返すのが苦手な人でも、家事代行は依頼主によって仕事内容が変わるので長く続けやすいと思います。

土日だけ働きたいと思っていた時、家事代行という仕事があることを知り、応募をしたのが始める切っ掛けでした。私が働いていたところは2人1組で動いていたのでわからないことがあれば気軽に聞ける環境にあったのもよかったです。依頼主から家の鍵を預かることができないので、長い時は12時間近くなることもありましたが、土日のみ働いて月に8万円ほどの収入になりました。

子どもが学校に行っている間だけ働きたかったので、家事代行会社に登録した時はその旨を伝えました。派遣先へは1人で伺い、依頼主のいない間に掃除や洗濯を済ませるものが多かったです。時給でなく一件いくらという計算方法で、最初は時間が掛かり過ぎてしまい割に合わないなとも思いましたが、慣れてくると2時間以内に仕事を終わらせることができるようになり、時給に換算すると割がよいと感じるようになりました。

主に清掃メインの家事代行をしています。この仕事を始めてよかったと思うのは、お客様に「ありがとう」と言ってもらえることですね。主婦の場合、いくら家を綺麗にしても家族は何も言ってくれないものなので、それがとても嬉しく感じました。また、自分は知らなかった掃除のテクニックなどを教えてもらえるので、それを自宅でも活かせるのもよいと思います。

家で家事をしても誰もほめてくれず、ストレスに感じていた時に家事代行という仕事があることを知って始めました。家事がお金になるとは最初は驚きましたが、今では指名も入るようになり、この仕事に生きがいを感じています。いつか独立して、もっと世の中の役に立ちたいと思っています。

依頼主が留守の時もありますが、在宅中に掃除や洗濯などを行うこともあるので、そのような時は家事のスキルだけではなく接客業の一面もあると感じます。依頼主との会話は丁寧にしっかり答えることで、信頼を得て指名を貰うこともあります。

私が働いている家事代行会社は、こちらの希望を優遇してくれるので、「今週は水曜日に2時間だけ」と言った希望にも対応してくれます。小さい子どもがいると毎日同じ時間に勤務することが難しいため、とても助かっています。

料理が得意なのですが、人様に出してお金をもらうようなレベルではありません。家事代行の中には食事の用意も含まれていますが、最初は私の作ったもので本当にいいのか?と思いました。しかし、これまでご依頼された方に食事のことでクレームを入れられたことはなく、むしろ「美味しかった」「満足しました」と感謝されることが多いです。

まとめ

家事代行の副業について、説明してきました。

多くの収入を得ている人もいて、今後も必要とされる仕事だと思います。

興味がある人はぜひチャレンジしてみてください。