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大阪府の泉佐野市がふるさと納税の大々的なキャンペーンを始めました。
Amazon券付き100億円還元は本当にお得なのか、調べてみました。
総務省の意向を無視した男気あるキャンペーン!
ここ数年でふるさと納税は一気に浸透してきました。
寄付金を集めるために、自治体は返礼品を豪華なものにしようと必死になり、返礼品少しでも豪華にしようと合戦が繰り広げられてきました。
ふるさと納税をする側にとっては嬉しいことだったのですが、総務省はこの状態は本来のふるさと納税ではないとして、たびたび自治体に指導してきました。
そして、2019年6月からは法整備して、ふるさと納税の返礼品に規制をかけることとしたのです。
このことで、自治体は自分のところで作っている地元のもので、ふるさと納税の金額3割以下のものしか返礼品にできないこととなります。
つまり、2019年5月までは法整備がされないので、その間なら返礼品を豪華にしても良いだろうということで、大阪府の泉佐野市がキャンペーンを始めました。
Amazonギフト券付ふるさと納税 100億円還元
ふるさと納税の返礼品に加えて、Amazonギフト券をふるさと納税額の10%から20%分を付けることにしたのです。
総務省では商品券は返礼品の対象としないよう指導をしていますので、真っ向から反対のことをする姿勢をとったということです。(泉佐野市は「Amazonギフト券は返礼品でなく、キャンペーンのプレゼント」としています。)
泉佐野市のふるさと納税の受け入れ額は、平成29年に135億円となったこともあり、ギリギリまで多くの金額を集めたいのだと思います。
泉佐野市のふるさと納税特設サイト「さのちょく」のみで取り扱っている
このキャンペーンは3月31日までということで、泉佐野市のふるさと納税のホームページで扱っています。
こちらのページは他のふるさと納税のポータルサイトを通さないため、費用が安くすむということです。
また、ページ内にはかなり多くの返礼品が掲載されています。
本当にお得なのか確認してみました
泉佐野市の特設ページ「さのちょく」でふるさと納税をすることが本当にお得なのか、少し確認してみたいと思います。
かなり多くの返礼品があるのですが、確実に同じ返礼品ということで以下のものを確認しました。(なお、寄付金額などは2019年2月6日時点のものです。)
からだすこやか茶W350ml×24本
![](https://gori-work.com/wp-content/uploads/2019/02/karada-sukoyaka.jpg)
寄付金額
Amazonギフト券20%を考慮しても、ふるなびの方がお得です。
- さのちょく 10,500円 – Amazonギフト券2100円 = 8,400円
- ふるなび 7,000円
ウィルキンソン500ml×24本
![](https://gori-work.com/wp-content/uploads/2019/02/wilkinson.jpg)
寄付金額
こちらも同様です。
- さのちょく 7,500円-1,500円(Amazonギフト券)=6,000円
- ふるなび 5,000円
カタラーナ(お菓子)8個セット
![](https://gori-work.com/wp-content/uploads/2019/02/katara-na.jpg)
- さのちょく 15,000円 – Amazonギフト券3,000円 = 12,000円
- ふるなび 10,000円
ロッテキシリトールガム ライムミント6個セット
![](https://gori-work.com/wp-content/uploads/2019/02/gum.jpg)
寄付金額
- さのちょく 13,500円 – Amazonギフト券2,700円 = 10,800円
- ふるなび 9,000円
Amazonギフト券還元セールはあまりお得ではないような・・
上記はほんの一部のものでどちらの返礼品も明らかに同じものを選びました。
お肉などになると、実は中身が少し違うということもありえますので。
ただ、同じと思われるものを全般的に見ていったのですが、結局Amazonギフト券の分を差し引いても、ふるなびなど、他のポータルからふるさと納税をした方が良いように感じました。
100億円還元といっても、Amazonギフト券の分以上に寄付金額に上乗せしていたら、意味がないような気がします。
ふるなびなら、もともと寄付金額の1%分のバックもあるので、そちらの方がお得だと思いました。
まとめ
驚くような泉佐野市のキャンペーンでしたが、内容としては少し腑に落ちないように感じました。
みなさんもご自身で確認してみてください。