CFP試験に1回で合格!

CFPの試験に1回で合格することができました。せっかく1回で合格できたので私の勉強法などについて、ご紹介したいと思います。

CFP試験とは?

CFPの試験はファイナンシャルプランナー関連の資格の中でも、取得するのが少し大変な試験です。

CFPは国の検定ではありませんが、世界24カ国で認定が導入されているもので、日本では日本FP協会がライセンスを取得して認定を行っています。

かなりしっかりとした資格であるためか、試験が大変なのです。

  1. 試験は6課目
  2. 1課目ごとに試験を受けて全課目に合格する必要がある
  3. 受験料が高い!
  4. 年に2回の試験
  5. 試験は1課目2時間
  6. 2日にわけて6課目の試験を実施する

一つずつ簡単に説明します。

1. 試験は6課目

これについては、他の試験も同様ですが、試験範囲となる課目は以下の6課目です。

  1. 金融資産運用設計
  2. 不動産運用設計
  3. ライフプランニング・リタイアメントプランニング
  4. リスクと保険
  5. タックスプランニング
  6. 相続・事業承継設計

2. 1課目ごとに試験を受けて全課目に合格する必要がある

試験は課目ごとに実施されるため、6課目の試験を受けて合格する必要があります。

つまり、金融や不動産など、それぞれの課目に試験があり、全ての課目に合格しなければならないのです。

国の検定であるFP1級、2級、3級は、苦手な課目は他の課目でカバーすれば合格点に達することができるのですが、CFPの場合はそういったことができません。

一つ一つしっかりと勉強する必要があります。

ただし、1度に全ての課目を合格する必要はありません。一つの課目ずつでも2つずつでも合格して、最終的に6課目に合格すればいいのです。

3. 受験料が高い!

受験料は1課目ごとに設定されていますので、6課目の受験となると受験料が高くなります。

2018年度の試験の受験料は以下のとおりです。

  • 1課目 5,400円
  • 2課目 9,720円
  • 3課目 14,040円
  • 4課目 18,360円
  • 5課目 22,680円
  • 6課目 27,000円

このように1課目増えるごとに受験料は高くなっていきます。

ただし、1つずつ受けるより、まとめて受験した方が割安です。

4. 年に2回の試験

CFPの試験は例年6月と11月に実施されています。

毎回、全課目の試験が実施されていますので、3課目ずつ受験して2回の試験で合格することや、2課目ずつで3回の試験で合格するなど、合格までの期間を計画的に決めることができます。

5. 試験は1課目2時間

試験は1課目につき2時間です。

しかも、50問で2時間ですので、1問あたり2分半ほどの時間で解き続けていく必要があります。

問題の中には複数の問題にわたる大問題や、計算が必要な問題もあり、余裕を持って試験を終わらすのは難しいです。

問題が解けるだけでなく、時間配分も考える必要があるということです。

6. 2日にわけて6課目の試験を実施する

1課目2時間の試験ですので、1日ですべてを実施するのは不可能です。

試験は日曜日に開催されますので、2週に渡って、3課目ずつ実施されます。

2日とも、午前中から始まり、試験と試験の間には1時間の休憩があります。

受験会場は大学の校舎などが使われるのですが、自習室が用意されていますので、休憩時間などには自習室を利用することができます。

また、お昼も自習室で食べることができるので、受験会場へ向かう途中にお弁当などを買っていった方がいいと思います。

2時間の試験を複数受けると、かなり疲れます。多くの課目を受験して合格したいと考えている人は、体力や体調管理もすごく重要になってくると思います。

私は試験の最終日にアレルギーと発熱でかなりツラい思いをしました。

CFP試験の難易度は?

私はFP2級やAFPの取得のために、ほとんど勉強をしてきませんでした。

CFPについても、そんなに難しくないだろうと思っていたのですが、問題をみて驚きました。

なぜなら、あまりにも解けなかったからです。

その瞬間、これはかなりの勉強が必要だと認識しました。

個人的な印象では、FP2級やAFPの難易度とは比較にならないと感じました。

FP2級やAFPの取得にしっかりと勉強をした人は、それほど難しいと感じないかもしれませんが、私の場合、これまでにそれほど勉強をしていませんでしたので、合格にはかなりの覚悟が必要だと思いました。

勉強にかけた時間は250時間程度

今回、CFPにかけた時間は250時間ほどでした。

ただし、勉強時間はもともとの知識や年齢によって、かなり異なると思います。

私の場合、仕事で税務に携わっていたこともあり、多少は人より少なく済んだように思います。

例えば、金融系の業務をされている人は、もっと少ない勉強時間で合格できるかもしれませんし、FPに関連する仕事をされていない人は、400時間程度は必要だと考えた方いいでしょう。

CFP試験の全課目合格率は6%〜7%程度

私の受験した2018年第1回の試験の合格率は以下のとおりです。

課目 受験者数 合格者数 合格率
金融 2872 1075 37.4%
不動産 2063 788 38.2%
ライフ 2140 797 37.2%
リスク 2745 1976 72.0%
タックス 2322 902 38.8%
相続 2457 901 36.7%
全課目 9002 571 6.3%
全課目1回 250 17 6.8%

出典:日本FP協会

また、2018年1回以前の過去4回分の合格者などを集計すると、以下のようになります。

課目 受検者数 合格者数 合格率
金融 9,499 3,474 36.6%
不動産 7,231 2,639 36.5%
ライフ 7,934 3,033 38.2%
リスク 9,299 4,486 48.2%
タックス 7,752 2,969 38.3%
相続 8,029 2,974 37.0%
全課目 30,934 2,089 6.8%
全課目1回 809 46 5.7%

日本FP協会の公表データを当サイトで集計

課目ごとの合格率は4割弱になっています。

合格ラインとなる点数は課目ごとに公表されていますが、毎回異なっています。

だいたい、6割程度が合格ラインで、50点満点中、28点から33点ほどが合格の最低ラインになります。

CFP試験の具体的な勉強方法

私の勉強法をもとに具体的なやり方を説明したいと思います。

まず、勉強を始める前に以下のことを考慮しましょう。

  • 何課目受験するのか
  • 勉強に必要な時間を算出する
  • 勉強のスケジュールを決める

特に受験課目数を多く設定する人は、スケジュール管理をすることで、合格の可能性が高くなると思います。

勉強に必要な時間を把握する

受験する課目数を決めたら、勉強に必要な時間を算出します。

勉強する内容は、ざっくりと以下の2つになります。

  1. テキストや講座などで試験範囲をおおまかに理解する。
  2. 過去問を解く。

最初に試験範囲をざっくりと理解します。(FP2級やAFPで一通り学習している人はあまり重視しないでいいと思います。)

私の場合は、FP2級とAFPであまり勉強をしてこなかったので、わりとしっかり目に概要を掴むことにしました。

少しお金がかかりましたが、LECのオンライン講座を受講しました。

LECのオンライン講座はかなり有益でしたが、試験の合格のみを考えるなら、テキストなどを使った学習で問題ないと思います。

私は過去問を始める前の基礎学習に50時間ほど費やしました。

過去問の勉強にかかる時間を把握する

試験時間は1課目2時間ですので、問題を解くだけでも2時間かかります。

さらにその解答を見ながら、理解していくという作業をしますので、1つの過去問をやり終わるまでに10時間近くかかると想定します。

私は過去問を3回ずつ解きました。最初は10時間かかっていましたが、3回目には3〜4時間ほどで終えることができました。

1回の過去問に10時間使うとして、6課目で3回分とすると。

10時間 × 6課目 × 3回分 = 180時間

トータルの勉強時間と進捗管理

過去問前の学習時間と過去問の学習時間を合わせると以下のとおりです。

事前学習50時間 + 過去問180時間 = 230時間

ここに20時間ほどプラスして、試験当日までにトータルで250時間の勉強時間を確保することとしました。

勉強時間を把握できれば、あとは試験の日から逆算して、いつから勉強を始めれば良いか、どのように進めていけばよいか、エクセルなどにカレンダーを作って、毎日の勉強の内容を登録していきます。

私の場合は、6月の試験までに250時間を確保するために、2月後半から勉強を始めることにしました。

最初のうちは、興味を持って勉強できると思いますので、やる気のあるうちは少し前倒しして勉強をしてもいいと思います。

試験が近くなると息切れしてツラくなってきますが、最後はそれでもやるしかないので、何とか乗り切ります。

最後の1週間で多くの時間を確保する

大事なのが最後の1週間です。

最後の1週間はできるだけ勉強時間を確保しましょう。

試験直前はやればやるほど得点につながりますので、ここで踏ん張れるようにあらかじめスケジュールを決めてください。

可能な限り休暇などを利用して、仕事がある日でも5時間、休暇は10時間以上勉強するようにしましょう。

早くから学習の計画を立てておけば、あらかじめ職場にも休暇の相談をできると思います。

私の場合、最後の1週間で格段にできるようになりました。

過去問のやり方

合格するにはとにかく過去問が重要です。

CFP試験では5割から6割程度が過去問と同様のものが出題されると言われています。

時間がない人は、過去問だけやるのが最も効率的な勉強法になると思います。

その理由は以下のとおりです。

  • 過去問で出題されていない部分を勉強しないですむ
  • 頻出の定番問題がわかる
  • 定番問題を反復することで本番でも確実に点数を取れるようになる
  • 苦手な問題と得意な問題がわかる
  • 時間配分がわかる

合格のために重要なことは「定番問題を確実にとる」ということです。定番問題ができるようになれば、多少の応用問題にも対応できるようになります。

また、過去問で勉強するということは、出題されていない問題は勉強しないことになります。試験範囲だけど出題されていない部分は多くあります。

過去問をしっかりとやりきれば、本番でも8割くらい取れるようになるはずです。

下手に他の問題集に手を出さず、過去問を繰り返すことに集中した方がいいと思います。

過去問のコピーで勉強効率がかわる

過去問もやり方しだいで効率がかなり変わります。

過去問は繰り返しやりますので、できれば問題にはメモや計算式などを書かずにおきたいところです。

また、1冊の過去問集に問題と解答、解説が記載されていますが、取り外せませんので、答え合わせや解説の確認に、あちこちページが行き来しますので、かなり手間になりストレスです。

過去問は最低でも3回分を3回、それを課目分ですから、6課目だと54回解くことになるので、できる限り手間なく、ストレスなく学習することが必要ですし、そのことで学習効率が格段に上がります。

コピー方法は以下のとおりです。

このような冊子形態にコピーをすると1枚に4ページ分をコピーできますし、本番の試験感覚で問題を解くことができます。

勉強以外の手間やストレスがなくなりますので、とてもおすすめの方法です。

印刷とコピーのやり方を簡単に説明します。

過去問の印刷方法

過去問の印刷は日本FP協会のHPに掲載されているものを利用します。

問題集から印刷してもいいのですが、かなり面倒ですのでやめてください。

過去問は日本FP協会のホームページに掲載されていますが、一般に公開されているページの過去問はロッックされていて印刷できません。

日本FP協会のMYページにログインした後に過去問が公開されているページがありますので、そこからなら印刷が可能です。

そのページから過去問3回分を印刷してしまいます。

印刷は両面印刷がおすすめです。かなりのページ数になりますので、両面印刷で半分の量になれば、あとでコピーをする時に楽です。

私は最初自分のプリンタが両面印刷に対応していることに気づかず、片面に印刷していて途中から両面印刷にしました。

それでも、この量になります。

コピー屋さんへいって冊子に印刷する

最近は安くコピーしてくれるお店が増えました。

私は近所にあったアクセアというコピー屋さんでコピーをしてきました。

コンビニだとコピー機の性能がよくない上に、1回のコピーで10円取られるので、あまりお勧めできません。

コピー屋さんだと、1回のコピーで3円から5円程度となり、コピー原稿も自動送りができますので、とても楽です。

さらに、前段で説明した冊子印刷ができます。(対応しているコピー機がない場合もありますので、事前に確認した方がいいかもしれません。)

冊子にするためにはコピー機で設定しなければならないのですが、セルフサービスの場合が多いので、店員さんに「このようにコピーしたいのだけど設定してくれますか?」と頼むといいでしょう。私も店員さんにセットしてもらいました。

全部コピーが終わるまでに、1時間程度かかります。

私は3円のときにコピーをすることができたので、全部コピーをしても総額で2,000円〜3,000円程度だったように記憶しています。

コピーはかなりの量になりますので、2回に分けて行くほうがいいと思います。

空のリュックを持って行くと、コピー後の紙を背負って帰れますので楽です。

できあがりはこちらです。

進捗管理しながら勉強するだけ!

過去問の準備ができたら、あとは勉強するだけです。

勉強の進捗を管理しながら、がんばっていきます。

私の場合、比較的勉強時間が少なく済んだのは、学習の進捗管理と過去問のコピーがよかったと思います。

進捗管理をしていたおかげで、途中の進捗を見ながら、スケジュールを調整できたので、予定どおりの勉強ができました。

また、過去問コピーの効果も大きかったと思います。

最初は過去問集でやってみたり、日本FP協会のHPの過去問を画面で見ながらやったりしましたが、やりにくいなと感じていたので、冊子コピーの方法を取ることにしました。

冊子にすると、本番のように過去問をできる点でもよかったと思います。頻出の問題で余白をかなり使う問題があるのですが、本番の試験でも普段の勉強と同様に余白の使うことができたので、そういった部分でも役に立ったと思います。

まとめ

CFPの試験になんとか1回で合格できましたので、少しでも参考になればと思い、私の勉強法をご紹介しました。

FPの資格は今以上に必要とされる資格だと思います。

頑張って、CFPを取得しましょう!