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運用していれば当然利益が出てきます。その時にどのように行動すればよいのか。確定拠出年金(iDeCo)においての利確方法や考え方をご紹介します。

iDeCoならではの利益確定方法!

利益

悩み多き利益確定

資産運用をしていると、自身が購入した商品や銘柄の価格より、現在価格が上回っている状況に遭遇します。

まだまだ上がるのではと待っていると、急降下、結局購入価格より下回り、売るに売れず塩漬け状態とうことは良くある話です。

一方、購入価格より上回ったので、価格が下る前にと利益確定の売りを行ったら、価格が上がって、なんだか損をした気分になることもありますね。利益確定はなかなか難題です。

確定するまでは利益ではない

数字上利益が出ているときは、頭の中では確定した利益かのように自分自身に都合の良いように考えがちです。取らぬ狸の・・・ということですね。

運用中の資産は預貯金のように金額が確定しているわけではありません。常に価格は変動していて、上昇もするし下降もするということを念頭に置いておきましょう。いつかどこかのタイミングでその利益を確保する行動を起こさない限り利益は確定しません。

一方、iDeCoでは、原則として60歳まで資産を引き出すことができませんので、利益確定の考え方や方法も通常の運用とは少し異なります。iDeCoならではの利益確定についてご説明します。

運用利益=売却価格-手数料

まずは、利益の考え方についてです。資産運用においては商品の購入価格より売却価格が高ければ必ず利益が出るわけではありません。

iDeCoにかかる手数料は金融機関によって異なりますが、加入時には約3000円から4000円、積立てて運用している間はだいたい1カ月100円から600円程度かかります。利益確定の際には、手数料も含めて考える必要があります。

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利益確定売りの考え方、市場の動向を考える

利益が出ているときに売り(確保)の判断をする際、自身の購入価格だけを基準にしていると少し利益が出た段階で、売り急いでしまうという結果に陥ることがあります。

市場として上向きであるからもう少し売却を待とうとか、将来性があるので暫くはそのまま保有しようとか、既に高い価格で購入しているのでこれ以上は上がりそうもないな、というような客観的な材料も含めて利益確定するかどうかを考えましょう。

利益確定のタイミング

利確のタイミング

利益確定はもちろん、利益が出た時に行うので、目標としている運用益に到達した時や一部の商品の価格がかなり上昇し、資産配分が当初と異なってきたといったような時が利益確定のタイミングと考えられます。

それに加えてiDeCoの特徴に伴った利益確定のタイミングがります。iDeCoは若いころから長期間積立てかつ、60歳までの間、資産を引き出せないシステムとなっています。

そのため、運用期間中に積立てている方の年齢や生活環境も変化していきます。そろそろ50代になったのでハイリスクの商品からローリスクの商品に変更したいと考える場合もでてくるでしょう。このように安定運用へ運用方針を変更したいと考えた時も、ある意味利益確定のタイミングといえます。

利益確定の方法「配分変更」と「スイッチング」

変更

iDeCoで運用している資産について利益確定する場合、利益確定したい資産を現金としてiDeCoの運用の外に確保することはできません。したがって、利益確定を行う手段としては元本保証型の商品を購入するということになります。

そのような場合の運用方法として「配分変更」と「スイッチング」という方法がありますので順にご説明します。

配分変更で利益確定

配分変更とは毎月の積立額によって購入する運用商品の比率や種類を変える方法です。

これまで積み立ててきた資産については手を加えず、将来に向かっての積立で購入する商品の割合を変更するという手法です。

例えば下記のように運用商品の変更を行った場合、これ以降商品Dは購入しませんが、これまで購入済みの商品Dについてはそのまま保有する形となります。

運用方針の変更、利益確定ということで見ていくと、商品Aがローリスク、商品Cがハイリスクな商品だった場合、下記ように配分を変更することで、積極運用から安定運用へシフトすることができますね。

また、商品Aが元本保証型だった場合、その部分は減額しませんので元本保証部分の割合を大きくすることによって利益確定と同じような効果が得られますね。

変更前 変更後
商品A 40% 60%
商品B 30% 30%
商品C 25% 5%
商品D 5% 0%
商品E 0% 5%

なお、配分変更では手数料はかかりません。

また、ご自身で配分変更を行わなくても、残りの積立期間が短くなると積極運用から安定運用へ組み替える仕組みとなっている投資信託もありますのでご自身のスタイルにあわせて選択して下さい。

スイッチングで利益確定

もう一つの利益確定方法がスイッチングと言われる方法で、利益がでた商品を売却し新たな商品を購入する手法です。

例えば下記のように、商品Cについて20万円の運用益が出たので、運用益分だけ売却し元本保証型の商品Dを購入することで利益を確定することができます。

スイッチング前 スイッチング後
商品A 40万円 40万円
商品B 30万円 30万円
商品C 25万円(内運用益20万円) 5万円
商品D 0円 20万円(商品Cの運用益分)

また、売却方法としてはその商品の一部を売るもしくは全部売却するという二通りの方法があります。

利益は確定したいけれど、まだその商品の価格が上昇しそうだと判断した場合は、利益部分のみを売却することもあります。

一方、これ以上成長性はないと判断した場合は、その商品全額を売却し利益に該当する金額を元本保証型に充て、残りは新たな商品を購入するという方法もあります。

自動的にバランスを行う仕組みとなっている投資信託もありますが、ご自身で指図を行う運用パターンの場合、長い運用期間の途中で、株価が変動し目標としていた資産配分と異なる構成に変化していることもあります。

リスクを抑え目標とする成果を得るためにも、誕生日やお正月など一定の日を決めて、定期的に資産配分のチェックを行いましょう。

スイッチングの注意点

スイッチングを行う際にはいくつか注意点があります。

売却手数料がかかる

スイッチングは投資信託を途中で解約するとみなされ、信託財産留保額という解約手数料のようなものが売却価格から差し引かれることがあります。

投資信託によって異なり、売却時の時価(基準価格)に対し0.1%~0.5%くらいが一般的ですが、差し引かれない投資信託もあります。

売却に日数がかかる

二つ目は売却・新規購入に数日程度の時間がかかることです。売買のタイミングがご自身の自由にはならないため、考えていた売買価格にならないこともあるので、念頭に置いておきましょう。

タラレバは心の毒。自分自身のスタイルを確立する!

スタイルを確立させる

資産運用はある一瞬だけで終わるものではありません。ある意味一生続く、長いお付き合いです。

運用する側が、運用による損失によって回復できないようなダメージを被ることはもちろん、売買において悩みが深くなり精神についてもダメージを被り二度と資産運用の世界に戻れなくなっては意味がありません。

誰にとっても大事な資産を運用するということは、難題です。利益を確定した喜びはあまり心に残りませんが、あの時買っていれば、あの時売っていればという後悔の念はいつまでも消えません。

しかし、あまりタラレバを言っていても心の毒です。ご自身の資産状況や性格等を勘案し、負担の少ない運用スタイルで、是非、長続きする資産運用を行ってください。

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