空きスペースがお金になるとは?

近年、民泊やAirbnbと言った自宅の一室を宿泊施設として貸し出す(シェアリング)サービスが広がっていますが、それよりももっと手軽に始められるのが、空きスペースを利用した新しい収入の方法です。

空きスペースの貸し出しは、貸す側が空いているスペースを貸したい時だけ貸すことができるサービスです。

貸し出しする空きスペースは様々

空きスペースの貸し出しは、駐車場や部屋に余裕がある(空きがある)人じゃなければできない、というわけではありません。

例えば、自宅に駐車場があっても仕事に出てしまえばほぼ一日停めることなく放置しているから、その時間帯だけ誰かに貸し出せたらいいのにと思ったことはないでしょうか。

また、ちょっとした物を保管する場所として、自宅の天袋(押し入れの上部にある戸棚部分)や、物置の一部分を貸し出している人もいます。

これなら、「私にもできるかも」と思えるのではないでしょうか。

この‘ちょっとした物を保管する場所’は、収納が足りない人にとって、実はとても助かるのです。

例えば、冬にしか使わないスキーやスノーボードの道具や、季節によって交換が必要なタイヤ、クローゼットに入りきらないけど捨てられない洋服など、人によって「もう少し自宅に収納があればいいのに・・」と思う理由がありますよね。

そのような時、物置を丸ごと一つ借りるレンタル倉庫やトランクルームより、格安で荷物を預けることのできる空きスペースの貸し出しがあれば、そちらを利用する人が増えるのは納得できますよね。

以外な活用方法

部屋の空きスペースは、パーティーや会議室として使われるのが多いですが、それだと部屋がある程度広ければいけなかったり、お洒落な空間を演出できるセンスなどが必要だったりします。

しかし最近は、ごく普通に暮らしているような部屋を借りる人が増えています。

その理由は、撮影場所としての利用が多いからです。

プロを目指しているカメラマンや、趣味でカメラを楽しんでいる人が、新しい撮影場所として空きスペースの貸し出しを利用しています。

収入はどれくらい?

空きスペースの貸し出しは、スペースの広さや時間などによって料金が変わります。

ごくわずかなスペースを貸し出す

例えば、スーツケース2個程度の荷物であれば1日1,000~1,500円ほどで貸し出している場合が多いようです。

また、預かる物によっては湿気の少ないところや、直射日光の当たらないところなどの指定が必要なこともあり、そのような希望を叶えることができる条件(湿度の管理などができる)だともう少し料金を高く設定することも可能です。

部屋を貸し出す

最近は、自宅の一室をお洒落なパーティールームに改装して貸し出す人も増えています。

広さや収容人数などによって料金は変わりますが、平日なら一時間800円程度から貸し出されていることが多いようです。

オーナー(部屋の持ち主)によっては、昼と夜で部屋の雰囲気を変えている人もいるようですよ。

また、部屋の貸し出しの中でも非日常を味わえる古民家は特に人気が高く、月の収入が本業を大きく超えるケースもあるようです。

駐車場を貸し出す

駐車場の場合、一日1,000~3,000円程度で貸し出している人が多くなります。

(※もちろん時間での利用も可で、その場合は30分50~100円の設定をしている人が多い)

ただし、駐車場は場所によっても料金にかなりのバラつきがあり、都心に近いほど高く設定される傾向にあります。

このように、空きスペースによる収入は「何を貸し出すか」「どれくらいの時間利用してもらうか」によってかなり変動があると言えます。

なお、空きスペースの貸し出しの収入は、これらの設定料金からサイトごとに決まっている手数料を差し引いた分が実際の収入となります。

始め方(駐車場貸し出しの「特P」)

実際に空いているスペース、駐車スペースがあっても、自力で集客するのは難しいですよね。

そのような時は、借りたい人と貸したい人を結び付けてくれる、マッチングサイトを利用するのがお勧めです。

ここでは、駐車場シェアリングサービスの「特P(とくぴー)」について、ご紹介します。

特Pでは、空いている駐車スペースがあれば、スマホだけですぐに始めることができます。

「特P」の始め方
  • 自分の情報、駐車場の情報をサイトで登録する
  • 駐車場の写真をアップロードする
  • 料金、貸したい日を設定する

たったこれだけで登録はOKです。あとは、実際に借りたい人がいればサイトを通じてスマホに連絡が入ります。

駐車スペースは整備されている必要はなく、バイク駐車用の狭いスペースだけでも問題ありません。

活用できるスペースの例
  • 自宅のカースペース
  • 時間貸し駐車場の空き時間帯
  • 未契約の月極駐車場
  • 店舗・商業施設の駐車場
  • ビルやオフィスの空きスペース
  • バイクなら駐車できる空きスペース

初期費用やランニングコスト

初期費用、ランニングコストは一切かかりません。

駐車場利用料金の30%を手数料として支払う仕組みです。

つまり、利用する人がいなければコストはかからないのです。駐車スペースを使う人が現れて初めて手数料を支払う事になります。

使っていないスペースがあるのなら、利用しない手はないというサービスです。

利用する人は会員のみ

自分の土地を貸し出す以上、利用者の身元について心配になると思いますが、特Pでは会員のみが利用者となります。

特Pの会員登録時には個人情報の入力があり、クレジットカードの決済となっているので、クレジットカード情報も入力されています。

特Pでしっかりと個人情報を管理していることになります。

さらには、万一、トラブルが生じた場合でもスタッフが24時間対応してくれることになっています。

特Pのサイトはこちらです。

特Pの公式サイトはこちら >>

空きスペース貸し出しのメリット・デメリット

メリット

空きスペースの貸し出しの一番のメリットは、自分は使っていない空間を利用して収入を生み出すことができることです。

アパートやマンションの契約時に自家用車の所有の有無に関わらず、駐車場の代金が家賃に含まれていて、駐車場スペースが一台割り当てられることがありますが、車を持っていなければ当然そのスペースは無駄になってしまいますよね。

しかし、空きスペースの貸し出しを活用すれば、空いている駐車場を有効活用することができます。

また、駐車場の場合は個人で経営しようと思ったら、車止めや料金箱の設置など設備を整えるためにお金が必要となりますが、空きスペースの貸し借りを仲介してくれるサイトを利用すれば初期投資は必要ありません。

空いている場所を貸すだけでOKなので、煩わしさがなく、誰でもすぐに始めることができます。

デメリット

空きスペースの貸し出しで収入を得るには、空きスペースを借りてもらわなくてはいけません。

空きスペースの貸し出しは都心ではすでにかなり知名度が高く、利用者も増えていますが、それゆえに競合相手も多くいます。

そのため、お客さんを呼ぶための設備投資などが必要になるなど、一切お金をかけずに稼ぐのが難しい場合もあるでしょう。

また、駐車場の貸し出しにおいては、当日になり急に貸し出しが難しくなってしまうこともありますよね。

すでに予約されている時は、キャンセル料をサイト側に支払うこともありますので、事前に確認しておくことが大切です。

なお、借主と貸主の間で起こったトラブルについての関わり方は、サイトによって異なる場合があります。その点もあらかじめ調べておく必要があります。

駐車場や場所などを貸し出して収入を得ている人の口コミ


40代女性
仕事に出ている日中だけ自宅の駐車場を貸しています。
サービスを始めてすぐに申し込みがあったことにも驚いていますが、今では平均して月に16,000円ほどの収入になっています。
今までただの空きスペースだったところがお金を生んでくれるなんて、とても驚いています。

50代女性
野球場に近いところに住んでおり、以前から違法の路上駐車などが気になっていました。
我が家には自家用車以外にも車を停められるスペースがあるので、そこを貸し出すことができたら収入に繋がるのにと考えたことがあります。
しかし、有料のパーキングにするとしても設備投資にかなり掛かりそうですし、料金の受け渡しのために自宅に待機しなければならず、現実的には難しそうだと諦めていました。
そうしたら空きスペースを探している人と仲介をしてくれるサイトがあると知って、早速登録してみたところ、私の読みが当たって野球の試合のある日はすぐに予約でいっぱいになります。
またそれ以外でも近場の施設を利用する人が多くいることに気付き、今では月に数万円の収入になることもあります。
空いている駐車場を貸すだけでこれだけの収入を得ることが出来、家計も助かっています。

40代男性
周辺にはコインパーキングがたくさんあるのですが、常に満車なので同じように駐車スペースを貸し出せば需要があると思いました。
その予想はピタリと当たっていつも予約でいっぱいの状態です。
何もせず空いているスペースを貸して月に25,000円ほどの収入になっています。

30代男性
学校が近くにあるので、用事で学校に行く時に借りる人がリピーターとなっています。
月に9,000円ほどの収入になります。

50代男性
周囲に特に何もない住宅街で駐車場を貸していますが、いつも満車で入りにくいスーパーが近くにあるので、そのスーパーを利用している人や、駐車場のない会社に通勤している人が使ってくれています。
月に5,000~12,000円と収入に幅はありますが、黙っていて入ってくるお金なので満足しています。

30代男性
近くに大きなイベント施設や学校などがあるので、自宅の駐車スペースの利用者が多く月数万円の収入になっています。
知らない人に駐車場を貸すのは不安もありましたが、万が一トラブルが起こっても緊急ダイヤルがあってすぐに対応してもらえます。

60代女性
古民家を所有しているのですが、もっと良さを多くの人に知ってもらいたいという気持ちから、空きスペースとして貸し出すことにしました。
思っていた以上に反応がよく、当初予想していた利用用途以外に、落語や朗読、演劇などの場として利用して頂いています。
月に600,000円以上の売り上げがあり、多くの人に古民家の素晴らしさを知って頂けているのではないかと思います。

40代男性
運用している不動産物件の空き部屋時間を少しでも減らしたいと思い、空きスペースの貸し出しを開始しました。
撮影やパーティーなどの用途での利用が多く、月に150,000円以上の売り上げを出しています。

50代男性
日中、仕事で部屋を留守にするのがもったいないと思い、必要な人に有効利用してもらうと空きスペース貸し出しのサービスを始めました。
今では月に400,000円近く売り上げることもあり、とても嬉しく思っています。

まとめ

自宅の空きスペースや駐車場を貸し出す、いわゆるシェアリングスペースの副業について、説明してきました。

この他にもカーシェアリングなどで、自分の車を貸し出すサービスもあり、多くの人が様々な手段でお金を稼いでいます。

人によっては多くの収入を得ることも可能ですので、副業の一つとして考えてみてはいかがでしょうか。